捨てられないノートたち

2021年10月31日

職場の机を移動させるついでに、たまっていたノートを整理することにしました。

入社12年で180冊を超え、気が付けば、足元の保管スペースがなくなっていました。

どのページを開いても、走り書きなので、おそらく読み返すことはないでしょう。

でも、捨てることができません。

おそらく誰にも読めない字とはいえ、取材先の情報が書かれていますし、自分にしか分からない仕事の思い出だからです。

整理整頓と生産性向上を常日頃意識しているくせに、我ながら「矛盾だな」と思っています。

生かせない検索機能

2009年5月~2020年4月分を自宅で保管することにしました。

使い終わったら、表紙にNo.と該当期間を書き、テキストデータに入力しています。手帳と照らし合わせることで、ある程度検索できるようにするためです。

背表紙には、見つけやすいようにNo.を書いた付箋を貼り付けています。

当初はExcelで「年月日・取材先・概要」を管理・検索する方法も考えていましたが、少ない手数で長続きする方を優先しました。

ほぼ読み返さないことが前提になっていたからです。

今まで検索したことがないのに、2年前から1ページ目に、「年月日」と「取材先」を書くことにしています。

些細な手間ながら、いざというときの検索ではなく、整理整頓が目的になっているからです。

多用になってくると、人・物・情報などに対して、雑に扱ってしまう傾向が自分自身にはあります。

経験上、散らかっているときは、間違いなく気持ちがざわついています。

そこで負担の少ないマイルールを設定し、習慣化することで、その傾向を是正できればと考えています。

ただ、こういったことは完全な後付けで、たんに片付けるのが好きなんだと思います。

あるべき場所に戻して、取捨選択の基準をはっきりさせるー。そういった点では、読み返さなくても、取材ノートは手元に残しておきたい大事なものと言えそうです。