記憶が当てにならないこそ、すぐに履歴を残した方が効率的である

出所:ぱくたそ[ https://www.pakutaso.com ]

記憶は当てにならない。次々に押し寄せてくる情報に飲まれて、すぐにあやふやになる。

 

思い出そうと頑張るほど、記憶が中々よみがえらない。

時間の経過とともに、連想ゲームに発展し、ようやく答えが出てくると、次は正確さを証明するために頭をひねる。

 

時間の浪費でしかない上に、あやふやな情報によって判断を誤る可能性が高い。

このリスクを踏まえると、自分の脳を頼りにするよりも、すぐに情報を記録した方が結果的に無駄がないだろう。

 

判断に必要な情報を確かめる手段

前職の習慣で、社内外関係なく、人とのやり取りを履歴として残している。

上司からの指示、クライアントとのミーティング、メール、チャットなど、業務に関連する情報は、社内の人が閲覧できる状態まで整える。

 

こうしておけば記憶を当てにすることも、ノートの走り書きを解読する手間もない。

共有するからといって進捗報告を省けるわけではないものの、履歴を残しながら、情報を整理できる。

 

履歴は、判断に必要な情報を確かめる手段でしかない。

正確を期すために情報の枝葉にこだわり、時間をかけ過ぎるのは、多忙になったときおろそかになる。

 

時間をかけないコツ

短時間で履歴を残すポイントは、以下のとおりだ。

 

・すぐに書く
・記録する方法と場所を統一する
・日時、参加者、次回のアクション、目的、詳細など、5W1Hを意識して記載項目をあらかじめ決めておく
・事実のみ書く
・箇条書きを多用する
・所感は「その他」などの項目を設けて書く

 

作業は長くても15分。議事録ではなく、あくまでメモだ

誰にでも分かるようにする必要はあるものの、「自分のため」にしているため、力を入れ過ぎないようにしたい。

 

「あれはどうだったかな?」と思わないために

多忙なときほど、人とのやり取りが増える。

タスクが積み重なれば、関係性や時系列が混同し、「あれはどうだったかな?」と立ち止まることも多くなる。

 

心身ともに疲れてくると、事実よりも感情が優先されることもあるだろう。

情報が整理できなければ、タスクの優先順位も決めづらい。

 

少なくとも私はそうだ。

思い込みがもっとも怖く、他人以上に当てにならないのは自分自身と自覚しているからこそ、仕組みで解決するしかないと思っている。