転職活動を振り返って
本格的に転職活動を始めて、ちょうど1年で納得する道が決まった。
引っ越さずに、収入を落とさない。
加えて「書く」スキルを生かした職種である。
そういった意味では、現職も相当恵まれた待遇かもしれない。
ただ、5年後、10年後を考えたとき、自分が理想とする姿と周りが期待する姿にギャップが生まれることは、現時点でも十分想像ができた。
将来への不安な気持ちを抱いたまま、頼られていることを理由に居続け、あとで後悔することは避けたかった。
年下の人たちが活躍する姿を見て、「自分ももっと若ければな……」と思うことも嫌になっていた。
だからこそ、転職活動に挑戦することで自己肯定感を高めたかったのかもしれない。
スキルを棚卸しし、歩んできた道を振り返って、進むべき方向性を考える。未来に向けて前向きに検討する時間は、しんどくもありながら、「違う道もあるかもしれない」との淡い期待を持つことができた。
経験を生かした職種に絞って応募したこともあり、書類選考で落とされることはほぼなく、オンラインで面接機会にも恵まれた。
職業柄、初対面の人と会話することに馴れているつもりでも、質問する側の意図を汲み取って答える難しさを痛感した。
それも回数を重ねるうちに、自分なりのコツも見えてきた。
・焦らずゆっくりと
・端的に
・順序立てて
話すということだ。
至極当たり前のことだが、中々できない。
事前に用意した文章を一方的に伝えるのでは、会話にならないし、焦っていることが伝わる。
考えとキーワードをまとめたうえで、自分のなかで「わざとらしい」と思うほど意識的に話すことで、ようやく落ち着いて話せるようになった。
満足する結果を得ることができたのも、様々な企業の方に面接の機会をつくっていただいたからだと思う。
感謝の気持ちを忘れないようにしたい。
写真出所:ぱくたそ[ https://www.pakutaso.com ]
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