「ぼんやり思っている状況」が焦りを生む

2024年5月16日

にわかに忙しくなってきました。

編集体制が変更され、担当する記事のボリュームが増えたからです。

業界紙記者歴15年でも、抱えている仕事に不安を覚えることに変わりありません。

新米だったころ、余裕に見えていた先輩たちも平気なようで、実は同じ心境だったのかもと思ってしまいます。

こういう心境は、年に数回起こる恒例行事みたいなものです。

タスクの多さ、迫りくる締切、思うように取れない取材の確約……といったことで焦りが生まれないように、手帳をフル活用しています。

私が使用している手帳は、30分ごとに予定が書き込めるバーチカルタイプです。

しかも、余白がたっぷりあるB5サイズ。

そうしているのは、取材や原稿作成に必要な時間、日ごとにやるべきToDoを書いているからです。

基本的には締切1~2日前に完成できるように逆算しています。

可視化すれば、焦った気持ちに比べて、時間的には意外と余裕があることに気付かされることも少なくありません。

時間割として落とし込む方法は、毎月1冊10万字書いているブックライターの上阪徹氏が推奨しています。

月に1冊ずつ本の仕事を抱え、それ以外にもインタビューの仕事があったり、執筆の仕事があったり、講演の仕事があったりする。一方で私は飲み会にも行きますし、土日は基本的に休みますし、旅行にもよく行きます。徹夜などは絶対にしません。

いったいどうやってスケジューリングをしているのか。

端的に答えれば、「小分け」と「時間割」というキーワードが挙がります。私は、あらゆる仕事を小さく分割して「小分け」にし、それを1時間枠の「時間割」に当てはめて日々を送っているのです。

上阪徹『プロの時間術』(方丈社発行)

ちなみに、ToDoリストは、ストレスの原因になっている「ぼんやり思っている状況」から脱する効果があるそうです。

2~3年間実践している私も、その効果は感じています。

時間割どおりに実行することが基本。決まった時間になれば、進行状況に関係なく、次のタスクに移ります。

逸脱した方法ですが、スケジュールは「目標」に留めています。

それは思うように進まないことがストレスになっているから。

自分が設定した締切を守れるように、代わりに時間的な余裕を少し持たせるようにしています。

年を重ねるにつれて、書く量は増えるばかり。

会社員として仕事を取捨選択できる権限がない以上、自分の裁量で判断できる範囲で生産性を高めていくしかなさそうです。