書き始められない
「よし!書こう」
重い腰を上げるような勢いがないと、書き始められない自分がいる。
背中を押してくれるのは、いつも時間と他人である。
仕事でも、プライベートでもそうだ。
息を吸うように書ければ、どれだけ楽なことだろうか。
書くことで生活費を稼いでいる立場に関わらず、いつまでも慣れない。
むしろ歳を重ねるごとに、その重たさは増している。
書くことに対して、労力と時間がかかることを身に染みて分かっているからだ。
「文字数=価値」ではないことは分かっているものの、時間あたりの生産性(文字数)で換算している自分がいる。
仕事ともなれば、自分が埋めるべき紙面スペースがある程度決まっているので、なおさらそういう考え方になる。
もっと効率的に、もっと価値的に、もっと生産的に……。
限られた時間のなかで、最大の成果を出そうと意識するほど、腰がさらに重たくなってくる。
それこそが時間の浪費であり、ストレスの原因になっているにも関わらず、思考のサイクルから抜け出せない。
自然体で向き合うためのスイッチ
これから在宅勤務が当たり前になるため、出社による強制力はなるべく使わないようにしている。
どこにいても、自然体で一定のパフォーマンスを出す。
それが最近の目標だ。
気持ちを無理やり奮い立たせないために、2つのスイッチを試している。
・散歩
・音楽
原稿に取り掛かる前に、散歩することで、頭をすっきりさせる。
10年以上続けてきた通勤の代わりと言えるかもしれない。
歩きながら、YouTubeのバックラウンド再生で学んだり、1日にすべきタスクを考えたりする。
自宅に帰って、机に向かったら決まった曲を流す。
いつも同じ曲を流すのは、選ぶ時間がもったいないし、探す作業自体がストレスになりかねないからだ。
朝と昼(もしくは夕方)に、このルーティンを繰り返す。
「習慣化した」と言えるほど型にはまっていないものの、1日の流れがつくりやすいのは確かだ。
書くことと一生付き合っていくからこそ、モチベーションや気持ちに左右されないようにしたい。
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