ブログ投稿にあたって決めた一つだけのルール

2020年12月、勢いでブログを立ち上げました。

紙媒体ばかり書いてきたので、SEOを意識したWebライティングに慣れておきたかったからです。

投稿にあたって、自分に一つだけルールを設けることにしました。

「取材活動で得た情報は載せない」

というものです。

取材先は、新聞報道を目的に、貴重な時間を割いて対応してくださっています。

情報を提供するのも、新聞社の社員だからであって、私を信用しているわけではありません。

それなのに、個人の利益を得るために、取材活動で得た情報を使うのは、道理に反していると思ったからです。

守秘義務を犯さない

このルールは、記者が徹底すべき「守秘義務」の意味も込めています。

取材後、お互いの緊張が解けたときに出てくるこぼれ話が、相手の意外な一面を知れるエピソードになったり、大きなビジネスだったりすることもあります。

なかには、言いたくなる情報もあります。

「世の中に伝わっていない情報を持っている」「業界の重鎮とつながりがある」と言うことで、自分のことを少しでも大きく見せようとしたり、情報通を装う人も少なからずいます。

ただ、そういった振る舞いは、個人的にはくだらないと思っています。

情報の発信スピードは速く、誰とでもつながれる可能性がある現代では、情報や人脈の持つ価値は薄れていると考えているからです。

それに、こぼれ話を伝える相手や時期を誤れば、信用問題に発展しかねません。

人の口に戸は立てられませんから。

私は基本的に、社内や親しい取材先であっても、記事として発表した以外の情報は伝えないようにしています。

このブログでも、その姿勢を貫こうと思っています。

迷走してもいいではないか

ブログの名前を「業界紙記者のメモ帳」にしたのは、記者生活で得た情報整理のノウハウを紹介するつもりだったからです。

「情報を記録(メモ)し、効率的に管理してまとめるメリットを書こう!」

そう思っていました。

ただ、最初の1カ月で終了しました。

継続性を重視して、情報整理をシンプルにしたあまり、そこまで書くことがなかったのです。

そこから、自己啓発やビジネス本の感想を載せたり、日常で気が付いたことを書いたり、転職活動の備忘録にしたりと、見事に迷走しています。

今では「それもいいかな」(前向きな意味で)と思い始めいます。

自由に書けるって、楽しいことですから。

以上、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。