業界紙記者歴15年、何ができるのか?

2021年10月31日

40歳を目前に控えて迷子になっています。

新聞社に居続けるか、新天地に旅立つか。

転職に迷いながら1年以上が経ち、気づけば編集課長に…。

居心地の良さに甘えた結果、人生の選択肢が少なくなり、時間が有限であることを痛感しています。

昨年から1.5倍近く増えた仕事をこなしながら、「ゆでガエル状態」から脱すべく転職活動に挑戦しているところです。

新聞記者を辞めることは避けたいですが、勤めている会社の方向性と自分自身に課される責任に対して、正直嫌気がさしています。

安易な決断はできないものの、あとで後悔しないように、自分の可能性を試してみたいと思っています。

媒体の目的に合わせて書く

業界紙記者しか経験のない私に何ができるのか。

古くなった職務経歴書を引っ張り出して、強みを洗い出すことにしました。

基本的な業務内容は、以下のとおりです。

  • 取材
  • 写真撮影
  • 原稿作成(ライディング)
  • 校正
  • ディレクション
  • 市場分析

新聞だけでなく、雑誌、フリーペーパー、メールマガジン、社内報、カタログなど、一通りの編集経験があります。

WEBメディア、SEOライティングのスキルがないのが辛い…。なので、今さらながら、昨年末からブログを立ち上げ、Twitter(@guzumoti1)もできるだけ活用するようにしています。

いずれの媒体も、文章や写真を通じて、分かりやすく伝えるのは同じ。

上手く言葉にできない魅力を、さまざまな事実や発言から引き出して、文章としてカタチにする必要があります。

基礎知識がまったくない状態でも、短時間で聴くべきポイントを抑えられる記者は重宝しそうです。

私は、業界紙記者のほかに、ライターに近い仕事も担当しています。

ブランディング、製品・サービスの販売促進、組織への周知、社会貢献など、媒体の目的に合わせて、記事を書くというものです。

同じ情報であっても取り上げ方が変わるため、発注者の意図を明確にして、レイアウト担当者などとすり合わせながら、軌道修正する力が求められます。

「内容はお任せします」と言われた場合でも、いくつかパターンを用意して選んでもらうぐらいの引き出しは持っているつもりです。

それでも、後出しじゃんけんのように、最終段階になって「そうじゃないんですよね」と言われる場合もあります。

雰囲気だけのダメ出しから手探りに答えを探すパターンは、お互いにとって時間の浪費でしかありません。

ざわつく気持ちを抑えて、媒体の目的を確認しながら、一つひとつ潰していく我慢強さも強みになるかもしれません。

転職活動にあたって、自分にとって業界紙記者がどのようなスキルにつながっていったのか。

振り返る記事も上げていきたいと思います。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。