トークスキルがほしい
これまで積み上げてきたものが無駄に感じることが増えた。
少しぐらい文章が書けるからといって、解決できる範囲は一部に限られている。
自分の考えを誤解なく伝えることは、スムーズなコミュニケーションにつながる。
会話のなかから相手が上手く言えないことを、言語化(文章化)すると喜ばれる。
ライティングスキルによる恩恵を感じることはあるものの、あくまで手段の一つに過ぎない。
相手の意図を汲み取る、不快にさせない、最後まで話を聞いてもらう……。
仕事のやりやすさが変わる
「キャッチボール」で例えられるように、会話はリアルタイムで意思や情報が交わされる。
意思疎通を図りやすく、明言せずとも全体的な流れから、お互いの言いたいことを把握できる。
ただ、瞬時に状況を判断しなければならず、言い間違えや聞き違いによる齟齬が発生しやすい。
それ以上に、個人的には時間が消費されることで、相手の苛立ちが伝わってくる方が厄介だ。
整理して話そうとするほど、焦りが生まれ、口調も固くなる。
「多少砕けて話した方がいいのではないか」と、そう思えるときさえある。
説明する側と受ける側になった場合、情報の発信量は9:1、8:2ぐらい異なる。
短時間で、誤解なく、重要な部分を順序立てて説明するには、文章で書いた方が確実なはずなのに、あえて苦手な会話に頼ってしまう。
理由として、
- 質問と回答のタイムラグが発生する
- 短い質問でも、理解してもらうために長文を書かなければならない
- あらゆるケースが当てはまる場合、明言できないときがある
がある。
そうなれば、ライティングスキルよりもトークスキルの優劣によって、相手の心象が変わる。
私の場合、自分で仕事をやりにくくしていると言っていいだろう。
「話すように書きなさい」という指南書をよく見かけるが、「書くように話しなさい」とは聞いたことがない。
40代を迎えて、想定していなかった壁にぶつかっている。
業種が変われば、求められるスキルも変わる。
「慣れ」と言われればそれまでだが…。
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