トークスキルがほしい

2024年5月16日

これまで積み上げてきたものが無駄に感じることが増えた。

少しぐらい文章が書けるからといって、解決できる範囲は一部に限られている。

自分の考えを誤解なく伝えることは、スムーズなコミュニケーションにつながる。

会話のなかから相手が上手く言えないことを、言語化(文章化)すると喜ばれる。

ライティングスキルによる恩恵を感じることはあるものの、あくまで手段の一つに過ぎない。

相手の意図を汲み取る、不快にさせない、最後まで話を聞いてもらう……。

どれも当たり前ながら、実践することは実に難しい。

仕事のやりやすさが変わる

「キャッチボール」で例えられるように、会話はリアルタイムで意思や情報が交わされる。

意思疎通を図りやすく、明言せずとも全体的な流れから、お互いの言いたいことを把握できる。

ただ、瞬時に状況を判断しなければならず、言い間違えや聞き違いによる齟齬が発生しやすい。

それ以上に、個人的には時間が消費されることで、相手の苛立ちが伝わってくる方が厄介だ。

整理して話そうとするほど、焦りが生まれ、口調も固くなる。

「多少砕けて話した方がいいのではないか」と、そう思えるときさえある。

説明する側と受ける側になった場合、情報の発信量は9:1、8:2ぐらい異なる。

短時間で、誤解なく、重要な部分を順序立てて説明するには、文章で書いた方が確実なはずなのに、あえて苦手な会話に頼ってしまう。

理由として、

  • 質問と回答のタイムラグが発生する
  • 短い質問でも、理解してもらうために長文を書かなければならない
  • あらゆるケースが当てはまる場合、明言できないときがある

がある。

そうなれば、ライティングスキルよりもトークスキルの優劣によって、相手の心象が変わる。

私の場合、自分で仕事をやりにくくしていると言っていいだろう。

「話すように書きなさい」という指南書をよく見かけるが、「書くように話しなさい」とは聞いたことがない。

40代を迎えて、想定していなかった壁にぶつかっている。

業種が変われば、求められるスキルも変わる。

「慣れ」と言われればそれまでだが…。

写真出所:ぱくたそ[ https://www.pakutaso.com ]