どうしても書けない。そんなときは早朝2時間で追い込む。

どうしても書けない。

そういったことは頻繁に起こります。

文量に対して、必要な作業時間はある程度分かっているものの、それも体調と集中力が整っていればの話。締め切りが迫っているうえに、予期せぬ出来事が起これば、時間が少しずつ奪われていきます。

余計に焦りが生まれ、まわりの雑音が気になってくる。

悪循環の見本のようになります。

器の小ささは諦めて、代わりに集中できる時間をつくることにしています。

それは朝です。

しかも誰にも邪魔されない6時30分~7時から書いています。

始業までの2時間が勝負です。

早朝からスタートしている時点で、自動的に

  • 話かけられない
  • 電話がかかってこない
  • メールもこない
  • 疲れていないので、頭がすっきりしている
  • 自分で時間をコントロールできる

といたメリットが得られるので、日中よりもスムーズに書けます。

貴重な時間ですから、「これだけやる」と目標を決めて取りかかります。

メールも開かないし、日課にしている新聞も読まない。

予定を確認するのも、心配の原因になるので、手帳は鞄に入れたままにしています。

机には、キーボード、ノート、資料だけ。視界に余計なものは入れません。

ワイヤレスイヤホンを装着し、自然音(航空機内の音がお気に入りです)や曲(歌詞のないもの)を聞けば、まわりの雑音もシャットダウンできます。

スマートフォンで曲を探すのは、時間の無駄なので、あらかじめ気に入っている曲を一時保存するようにしています。

目や耳から得られる情報をできるだけ減らすことがポイントです。

そういった意味では、早朝に限らず、メール新着のお知らせ(ポップアップ)も消すようになりました。

即レスの利点も分かりますが、集中力が削られるデメリットの方が大きいからです。

5時起きを当たり前に

早朝しか味わえない雰囲気は、気分が良くなります

通勤に1時間~1時間15分かかっているので、7時から書き始める場合、5時に起きる必要があります。

書けないときだけ、5時に起きるのは、心身ともに無理があります。

「まったく書けない」ときが頻繁にある私が思い付いたのは、早起きの習慣化です。

5時起床、22時就寝になって、もう2年以上が経っています。

早起きのポイントとして、

  • 定時で帰る
  • 夕食を20時までに済ませる
  • 日中にできるだけ歩く
  • 乗る電車を決めておく
  • 何もなくても、やることをつくる

があります。

前半の3つは、身体を休めるため。ぐっすり眠るためには、適度に疲れさせる必要があります。

後半の2つは、行動の習慣化です。

早朝の電車は、通勤ラッシュ時に比べて少ないものの、意外と乗客数が多いことに気付かされます。

乗る電車を決めておけば、座れる車両や座席を把握しやすくなります。移動時間もストレスを少なくするためには、とても大事なことです。

私は、差し迫った仕事がないときは、会社近くのジムに寄ります。

着替えも含めて1時間程度。

疲れていない状態で鍛えられ、終業後の時間を有効に使えます。

以前は、出張や遠方の取材で早起きするたびに「辛いな」と思ったものですが、習慣化したことで苦にならなくなりました。

コロナ禍で時差出勤が当たり前になったことも、少なからず後押ししていると思います。

在宅勤務でも、起きる時間はほぼ一緒。始業までは、トレーニング、散歩、読書をしています。

早起きしている分、週末に6時や7時に起きるのがとても贅沢な感じがして、お得な気分になれます。