先行きが見えない、恐れていた無職の期間がいよいよスタートした

整理解雇で7月から無職になった。現在42歳。転職先が決まらず、先行きが見えない状況に、これまで積み上げてきたわずかな自信が崩れ去ったような気持ちになる。

ライティングスキルを活かすために転職したものの、何も成し遂げることなく、入社から1年2カ月であえなく放出された。勤めてきた会社のなかで、心身ともに負荷が最も少なかった分、職務経歴書に記載できる成果も出せなかった。

ほぼ一人で準備してきたオウンドメディアも公開直前で中止に。仕方のないこととはいえ、「創刊できていればポートフォリオとして転職活動に生かせたのに……」と思ってしまう。

身に付いたのは、PowerPointによる資料づくりが多少上手くなったことぐらい。あとは大企業の零細外注先としての振舞い方だろう。いずれにしても在職期間に見合う成長を得られなかった。

時間はたっぷりあった。上長から業務に関するレクチャーがなく、フィードバックもなかったため、自己研鑽には力を入れた。
媒体制作、SEOライティング、SNSマーケティング、ディレクション、デザインなど、業務に関連する本は一通り読んだ。書籍の年間購入費は、過去最高だったと思う。

週末も仕事を気にすることなく過ごせた。ブログの週2回投稿が習慣化したのも、時間と気持ちに余裕が生まれたからだ。
自費でライティングに関する講座にも半年間通った。副業に挑戦し、転職で下がった年収分に近い額を稼げたのも良い経験になった。

現状だけ見れば、この1年2カ月はすべてが無駄のように思えてならない。
数年後、「あのときがあったから今がある」と思えるようになりたいものだ。

最終出勤日、入社した当時を振り返りながら飲んだアイスティー

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Posted by ぐずもち