関西在住の40代ライターが整理解雇から再就職を目指す転職記②
不採用が続いている。「総合的に判断し、同社の求める応募要件に合致しなかった」そうだ。覚悟していたものの、多少自信のあったBtoB向けのメディアでも書類選考であっさり落とされると、精神的なダメージが大きい。
求人媒体 | 応募数 | 不採用数 (書類選考) |
面談数 |
doda | 8 | 5 | 0 |
マイナビ転職 | 1 | 0 | 0 |
Wantedly | 4 | 0 | 1 |
合計 | 13 | 5 | 1 |
一般的に書類選考の通過率は30%~50%らしい。個人的には甘く見ても10%~20%と思って活動している。すでに負け続けているのだから、7月から無職になったらどうなるのだろうか。
整理解雇を言い渡された直後よりも、再就職の厳しさを実感しつつある現在の方が不安で眠れない。今までの積み上げは、自信の支えにならない。世間から評価されていないように感じる。
別世界の話
転職活動で「編集」「ライター」「オウンドメディア」「メディア」などのキーワードで検索していると、うっすらと傾向が見えてくる。
紙よりもWebの編集経験が望まれている。健康、美容、医療、金融、ファッション、グルメに関する媒体が多い。中でも医療と金融は、それなりの業界経験が求められるため、未経験者の入る余地はなさそうだ。
BtoBビジネスに長年携わってきた私は、一般消費者向けの分野でアピールできる経験や強みが少ない。応募しても、書類選考で確実に落とされる。
広報、テクニカルライター、コピーライターは、もはや別世界の話。思考法、作法がまったく異なる上、少なくとも3年以上の経験が求められる。門前払いだ。
キャリアの答え合わせ
応募要件と自己を照らし合わせると、キャリアの答え合わせをしているような気分になる。
原料製造から加工、流通、消費、廃棄物処理まで、関連する業界・工程を理解し、少ない時間でキャッチアップできる能力があったらこそ、補助金支援コンサルタントとして一定の成果を得ることはできた。ただ、ライターとして採用することを考えたとき、「そのようなものは求めていない」という話になる。
必須スキルの中には、illustrator、Photoshopのように、身につけるべきものがあっただろう。
もし10年前にタイムスリップできるとしたら、
「業界専門紙の記者以外の道も考えた方がいい」「Webも触っておけ」
とアドバイスしたい。
後悔の連続
最近寝る前に「選択肢をどこで間違えたのだろう」と考えることがある。
どの選択肢でも、「あのとき辞めておけば…」と後悔しているはずなのだが、
「新聞社を辞めなければ」
「難しく考えず、コンサルタントとして柔軟に対応できていれば」
「じっくり転職活動をしていれば」
と、人生の岐路を振り返りながら後悔ばかりしている。
転職するに至った理由も、将来に向けたビジョンもあった分、整理解雇という形でつまずくことになろうとは思ってもみなかった。
身近な人たちが頑張っているのに、自分の現状に歯がゆさを感じてしまう。
どうすれば前向きに現状を受け止められるのだろうか。

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