仕事が生きがいになっている人は、連休終了を指折り待っている
年末年始の大型連休がまもなく終わろうとしている。
楽しい時間はあっという間に過ぎる。ゴールデンウィークまで待たなければならない辛さは、数十年経験しても変わらない。
休日返上で働いたことをいつも嬉しそうに語る上司は、仕事初めを指折り数えて待っているに違いない。
仕事が生きがいになっている人は幸福だ。
職場に行けば居場所がある。目の前にやるべきことがあり、行動しているだけで達成感に満たされる。
組織と人とのつながりによって決められた日常は、自由を失う代わりに、「その軌道に乗っておけば大丈夫だろう」と思ってしまう。
心身的な疲労から得られる達成感
この安心感が時間の大切さを忘れさせる。
私の場合、通勤含めて1日10~11時間も仕事に費やしている。
起床から退社までルーティンになっているため、自分の裁量で割けるのは13~14時間だ。
その配分もほぼ決まっている。
睡眠に7時間、朝と晩の食事に準備含めて1.5時間、入浴に0.5時間とすると、自由に使えるのは4~5時間になる。
残業が少ない分、終業後に過ごせる時間は多い方だ。
それでも心身的な疲労は必ずある。退社したとき、日が暮れていると気持ちも沈む。
それでも不思議と達成感みたいなものがある。
心身的な疲労が何かやった気にさせる。これが曲者で、目標に達してしなくても、成長に結びついていなくてもそういう気分になる。
滅私奉公する必要はない
会社で勤務するのは、自己実現の手段に過ぎない。
転職後、そういう心境になっている。滅私奉公するほど、組織や上司に対する不満が大きくなることが分かったからだ。
給与をもらっている以上、組織が設定した目標の達成に向けて手を抜くことはない。
だからといって、価値観や気持ちまで合わせて、無理に仲良くする必要もない。
最近そういうことばかり考えている。
会社からすれば、とても扱いにくい社員だろう。
投下した時間にごまかされて安心する時期は終わった。
「仕事が生きがい」といえる境涯にならなくても、少しでも成長と年収アップにつながる年にしたいものだ。
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