「書く」やる気スイッチを押す

書くことを生業としながら、書き始めるまでに時間がかかることがあります。

「やることは決まっているけど、気分が乗らない」というやつです。

〈よくあるパターン〉

  • 担当する紙面が多くて、途方に暮れる
  • 体調不良や寝不足で考える気力がない
  • 気負って色々悩んだ結果、書く前から疲れる
  • 予定していたスケジュールどおりに進まない

締切は待ってくれないので、最終的には時間に追われて書くことになります。

締切効果による集中力と底力は凄まじく、これまでに何度も助けられました。

勢いに任せている部分もあるので、見直す時間がなくて校閲の手間が増えたり、考えが浅くて「もっとこう書けば良かったかな」と思ったりすることもあります。

休日出勤や連日の残業で、遅れを取り戻していた時期もありました。

ただ、それが癖になり、心身に負担をかけていることに気付いてからは、業務時間内で極力終わらせるようになりました。

だからこそ、気分が乗らないときでも、マイルールでやる気スイッチを押すようにしています。

書きやすい環境を整える

やる気スイッチのトリガーは「環境」と「時間」です。

〈環境〉

  • パソコンのメール&メッセンジャーの通知をオフにする
  • 机にノートと資料以外は置かない
  • 両耳にワイヤレスイヤホン装着
  • カフェやコワーキングスペースなどの「逃げ場」を日頃から見つけておく

〈時間〉

  • 社内に誰もいない早朝を活用する
  • 書き始める時間を決めて実行する
  • 書くための1日をつくる
  • 取材後、会社に戻らず外で書く(移動時間を省く)
  • 自分にとって集中できない時間帯を知る

シングルタスクを阻害する要因は極力排除します。

おすすめは朝6~9時です。

理由は話しかけられないから。

神経質な性格ということもありますが、外的要因によって集中力が切れるのは、ストレスでしかありません。

「午前はクリエイティブな業務に向いている」といった話もありますが、私にとっては社内に人がいる午前中こそ魔の時間帯です。

だから、ワイヤレスイヤホンをすることで「話しかけないでください」「電話に出ませんよ」オーラを出すようにしています。

あまりに我慢できないとき、移動する時間がもったいないときに、カフェやコワーキングスペースで書くのも、気分転換になっていいです。(コラムや新製品紹介などの文字数が少ない記事を書いています)

不思議なもので、無理やりにでも書き続けていくと気分が乗ってきて、想像以上に書けることが多いです。

そうはいっても、自分の思い通りにやるわけではないので、まわりに不快な気持ちを与えないように配慮していきたいと思います。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。