上手く書けなくて当たり前
書いて消すの繰り返しで、気が付けば1時間経っている。
そういったことは日常茶飯事です。
冷静に考えてみれば、書けない理由は必ずあります。
- 時間に追われて、「とにかく書かなければ」と焦っているだけ
- そもそも書く内容が決まっていない
- 情報が集まっていないまま書き始める
- 書き出しや表現にこだわりすぎている
- タイトル、文字数、写真点数など、掲載時のイメージができていない
はい、完全に私のことです。
著名な作家でも、引っ張りだこのフリーライターでも、高名な学識者でも、誰もが悩みながら書いているようです。
原稿に追われる人たちの苦悩を集めた『〆切本』『〆切本2』(左右社発行)という本があるくらいですから。
私も最近では「上手く書けなくて当たり前」と開き直って、記憶と情報の鮮度が高いうちに、書き出しや表現も含めて勢いに任せて書いています。
誤字脱字は若干あるものの、意外と書けます。
このブログのように、1000字程度の記事なら勢いに任せられますが、それ以上になると、やはりある程度の構成や計画、イメージがあった方が結果的に楽です。
「どう書くか」よりも「何を伝えるか」
今さらながら思うのは、「『どう書くか』よりも『何を伝えるか』が大事」ということです。
いくら伝える方法に長けていても、情報がなければ意味がない。
興味を引く出来事や知りたい情報を持っていること、詳しい人から教えてもらってくることに価値があります。
小学校から社会人になるまで、誰でも何かしら書き続けているわけですから、短い文章でも伝えることはできるはずです。
上手く書こうとするよりも、「これだけは伝えたい」という1点に絞り、50文字でも、100文字でもいいから書き終える成功体験を積み重ねると、自信がつきます。
添削してもらったり、好きな文章を真似てみたり、文章術の本(『新しい文章力の教室~苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』がおすすめです)を読んだりすれば、長文でも分かりやすい内容になります。
要は慣れです。
文章に落とし込む前に、A4用紙に「伝えたい理由(情報)」を箇条書きするのもおすすめです。
関連する情報を〇で囲んだり、線で結び付けてみたり、書く順番を書いたりすると、頭のなかが整理され、文章を展開しやすくなります。
ダラダラと書いても、本当に伝えたいことが理解されなければ意味がありません。
短い文章でも、相手の感情や行動、考え方を変えるきっかけになる方がいいと思います。
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