Word派?テキストエディタ派?

文章を書くとき、Wordとテキストエディタ(例=TeraPad・O’s Editor2)のどちらを使っていますか?

私は圧倒的にテキストエディタです。

Wordは、取材申込書と市場分析レポートを作成するときぐらい。

もちろんWordでも記事は書けますが、以下の点から避けています。

  1. 掲載する媒体のフォーマットに合わせて設置するのが面倒
  2. ファイルの保存容量がテキストエディタに比べて大きい
  3. フリーズしやすい

といっても、「2」と「3」は後付けです。

Wordを開いたとき、A4サイズ(余白標準)で1行40文字で表示されています。

一方、新聞記事の多くは縦書き1行11文字組み。

書くたびに設定を変更する必要があります。

「別に1行40文字でいいだろ」

という声が聞こえてきそうですが、果たしてそうでしょうか?

Wordで5行でも、新聞記事なら18行もあります。

1段落あたりの字数が多くなりやすいということです。

字で埋め尽くされた「文字壁」は、いくら価値ある内容でも、読む気を削がせる危険性があります。

  • 記事はなるべく10行以内で改行し、やむを得ないときも15行を超えないようにする。文意により2、3行で改行してもよい
  • 文は工夫してなるべく短くする。1文中に何もかも盛り込もうとすると、長くなって読みにくい

『記者ハンドブック』(共同通信社発行)

 簡潔な文章を書く第一のコツは、「一つの文は、できるだけ短くする」ことです。(中略)試行錯誤し、何度も「行きつ戻りつ」を繰り返しながら、目指すイメージに近づこうとするでしょう。

その過程をそのまま表現にすると、文章は自ずと長くなり、回りくどい印象が残ります。いったん書き終えた後で、長文を短文にすると、文章はぐっとわかりやすく、簡潔な印象に変わります。

『「伝わる文章」が書ける作文の技術 名文記者が教える65のコツ』(外岡秀俊氏著/朝日新聞出版発行)

情報を伝えるにも、読まれなければ自己満足で終わってしまいます。

見出し(タイトル)にも言えることですが、パッと見たとき、読み手に負担を与えていないか。

文章表現だけでなく、見た目を考える意味でも、字数には注意が必要です。

「O’s Editor2」がおすすめ

テキストエディタのなかでも、私は「O’sEditor2」をおすすめします。

  • 印刷結果に近いイメージで編集できる
  • よく使う書式(スタイル)が複数あっても、タブ選択ですぐに変えられる
  • スタイルを自由にカスタマイズできる

からです。

「エディタの軽さとワープロソフトの見たまま印刷できる機能を持ち合わせている」と言えます。

標準で用意されている書式のなかには、シナリオ、台本、A4横(横書き2段組)、A4縦(縦書き3段組)といったものも。

私は、新聞記事の縦書用と横書用、メールマガジン、社内報など、媒体ごとにカスタマイズして使い分けています。

有料(1ライセンス2000円)になるものの、30日間のお試し期間があります。

転職や、パソコンを買い替えたタイミングで、ほかのテキストエディタを使う機会があったものの、設定のしやすさや書式の豊富さからO’s Editor2に戻ってきました。

「いや、こういったテキストエディタが使いやすいよ」

というご意見があれば、ぜひ教えてください☆