組織における個人目標設定の意味、なんちゃって目標はいらない
組織における個人目標の設定は、どこまでも利益の追求が目的だ。
建前は自己成長を掲げても、給料が発生する以上、枕詞に「会社のため」がなければ意味がない。
目標設定は、上長との答え合わせのようなものだ。
「自分がどうありたいか」ではなく、「会社にとって役立つ人材になるか」が主題になる。
利益が生み出せて、企業風土が形成できる人材であれば、別に誰でもいいのではないか。
年月を要する特定のスキルがなければ、会社において唯一無二の人は存在しない。
そういった人ばかりで構成されている組織であれば、属人化から抜け出せないまま衰退する可能性が高い。
だからこそ、継続的な採用と離職率低下が組織の課題になっているわけだ。
形だけのゴールなら立てない方がマシ
離職率低下の施策として、自己成長もかなえる組織であることをことさらに強調するのだろう。
しかし、本心を偽った(他人から言わされた)個人目標は、あらためて自分なりの目的を明確にしなければ、実行する気力も湧かない。
言葉ばかりが先行する抽象的な「なんちゃって目標」は、たんなるスローガンに過ぎない。
目標である以上は、数値による達成の線引きが必要だ。
形だけのゴールは、空虚感が増すだけ。それなら立てない方がマシである。
会社の経費は一切当てにしていない。
自腹をきってこそ、自己成長に向けたモチベーションも湧いてくる。
腐らずに実行するには、尻を叩かれずに自分で動くことだ。
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