スマートフォンでも事足りるのではないか

2024年5月15日

取材でちょっとした試みを続けています。

スマートフォンで撮影することです。

理由は、一眼レフに比べて焦点が広く、下手なコンパクトカメラよりも画質が良いから。

ペン先のような細いものを接写するとき使っていましたが、改めて機能性に感心しています。

私が使っている機種は、広角レンズも備えているので、工事現場のような規模感を見せたいときにも重宝します。

自動的に焦点を合わせてくれるだけでなく、天候や周りの雰囲気に応じて撮影モードも変えてくれます。

あまりにも便利なので、一眼レフで撮影する感覚が若干鈍るほど。すっかりスマートフォンに飼いならされています(笑)。

書き留める邪魔にならない

最近は撮影の質以上に、コンパクトさと軽さに利点があるように思えてきました。

一眼レフとフラッシュ(ストロボ)が重いうえに、カバンのスペースを結構占領します。

長時間、首から下げて歩くのも辛く、何よりノートに書き留めるのに邪魔です。

すぐにカメラを取り出せるショルダーバックも数種類持っていますが、これはこれで荷物になります。

スマートフォンならジャケットに入るので、楽に書けます。

ただ、取材先からスマートフォンで撮影されることに嫌悪感を抱かれることも懸念しています。

なんだか手を抜いている感じがするから。(直接言われたことも、そのような反応を出されたわけでもありません)

完全なイメージですが、一眼レフの方が取材・撮影している重厚感のようなものがあります。

やはり雰囲気も大事ですし、シャッタースピードが要求されるような場面などでは、一眼レフに分があります。

荷物をできるだけ減らしたいところですが、一眼レフをメインで使い、スマートフォンはサブ機材のような扱いに留まっています。

スマートフォンを使うときには、

「予備としてスマートフォンでも撮らせてください」

と一言添えるようにしています。

これならピンボケやデータ破損といった事故も防げます。

当初の思惑とは違う運用になっていますが、スマートフォンで撮影した写真でも、画質などの設定をきちんとすれば、新聞や雑誌の掲載にも十分耐えられると思います。