我見から抜け出せない分かりにくい文章
読者を意識しているつもりでも、読みにくい文章になっていることが多々ある。
専門用語の多用、論理の飛躍、主語が不明瞭で分かりにくいケースが当てはまるだろう。
書いている本人は、伝えたい物事の詳細が分かっている分、行間にある本来あるべき情報のつながりを忘れてしまう。
頭の中で情報を整理しながら書いたつもりになっているため、何度読み返しても気付かない。
他者から指摘されて、わずかな疑問がようやく出てくる。
それでも推敲した文章、思い入れのある文章であるほど、素直に受け止められないものだ。
よく言えば「書き手のこだわり」、悪く言えば「固執」が文章に求められる分かりやすさを失わせる。
自分自身で成長の芽を摘んでいることにもなる。
頭では理解しているつもりでも、感情として受け止められない。
業界紙記者に復帰してまもなく1年。情けないことに、我見から中々抜け出せない。
記事を提出しても、デスクから指摘されない方が珍しい。
これまで積み重ねてきたことが無駄だったように感じて空しくなる。
それでも腐らず、淡々と書き続ける自分でありたいものだ。