【旅行】MY遊バスで濱口雄幸生家記念館へ行く方法
再就職まで残り少ない休日を利用して、高知県へ一人旅に行ってきた。
ペーパードライバーのため、移動できる範囲は限られてるものの、今回はどうしても訪れたい場所があった。
城山三郎の『男子の本懐』で知られる第27代総理大臣濱口雄幸の生家記念館だ。
Googleマップによれば、高知駅から約6.1km、約1時間30分の道のりという。
10月初旬で最高気温31℃ということもあり、公共交通機関で向かうことに。桂浜にも訪れる予定だったため、とさでん交通が運行している「MY遊バス」に乗ることにした。
MY遊バスは、1,300円で指定ルートと路面電車(市内均一区間)が1日乗り放題、翌日含めて協賛施設の入館割引などの特典が付いている。
指定ルート以外でも、とさでん交通桂浜線の片道無料も入っているため、金銭的なメリットはあると思う。
1.はりまや橋停留所から乗車
午前9時8分、はりまや橋停留所から乗車した。
高知駅から乗車した方が多く、通路も含めてほぼ満員の状態。停留所前にある屋内待機スペースで、スタッフの方が「20分後に桂浜行きのバスが出ます。そちらも無料(桂浜線の片道無料分を使うということか?)ですので、良ければそちらもご利用ください」と呼びかけるほど混んでいた。

2.五台山展望台で下車
乗車から15分で五台山展望台に到着した。
(私も含めて3人下車し、2人が乗車したので、混雑具合はほぼ変わらず…)
仮設の展望台に登り、高知市内の眺望を数枚撮影して立ち去る。
思いがけず、展望台の道すがらに濱口雄幸の立像を見れたことが嬉しかった。
あとで気付いたことだが、生家記念館の周辺にはトイレがないため、ここで用を済ませることをおすすめする。



3.竹林寺を経由して徒歩で下山
五台山展望台近くの石段を下りて竹林寺に向かった。
展望台には、竹林寺、牧野植物園などの位置関係が記された掲示板があるため分かりやすい。

私が竹林寺に訪れたとき、観光客は一人しかおらず静かなだった。
紅葉の時期に来た方がもっと観光らしい雰囲気を味わえるのかもしれない。

牧野植物園を左手に見ながら下山した。
許可された車両以外は登坂できない決まりになっているらしく、後ろからタクシーが2台通り過ぎただけだった。
下山途中に見えた生家記念館までの道のりは、暑さも相まって遠く感じられた。

4.五台山橋から下田川を渡る
徒歩25分で下山。橋の手前にある県道32号線は、高知市中心部に向かう要路のため、交通量の多さが印象的だった。
五台山橋から下田川を渡った後、あとは高速道路(高知南IC~高知南国道路)を目印に歩いた。
道路がいくつか分かれているものの、高知南ICを超える道路は限られているため、迷うこと少ないと思う。




5.濱口雄幸生家記念館に到着
MY遊バスに乗車してから1時間20分、五台山展望台から徒歩45分で濱口雄幸生家記念館に到着した。
平日午前中ということもあってか、私以外に訪れている人はいなかった。
生家の雰囲気に浸るよりも、高知市内中心部からの遠さを感じずにはいられなかった。
秋に似つかわしくない暑さ、あまりの虫の多さに心が少し折れてしまい、じっくり滞在するのは避けた。


6.タクシーを使わず、高知市中心部に戻る
生家記念館の近くに、MY遊バスの停留所はない。
停留所がある五台山展望台、竹林寺、牧野植物園正門へ行くには、いずれも30分以上かけて五台山を登る必要がある。
まだ午前中とはいえ、着用していたポロシャツも汗だく。多少休んでも、生家記念館に着いた時点で登る気力がなかった。
生家記念館の近くで「わざわざ歩いて遠くから」と声をかけてくださったご高齢の女性に、公共交通機関で帰る方法を尋ねた。
「県道の近くにバス停はあるけど、1時間に一本通っているかいないか」とのことだった。
Googleマップとナビタイムで調べたところ、県道32号線に高知市中心部へ向かう路線バスが通っていることが分かった。
しかも30分後、10時57分に桟橋車庫行きのバスがあったため、先ほど通った道を戻ることで事なきを得た。

昼に予定していた桂浜は、路線バスでホテル(はりまや橋付近)に一旦戻った後、着替えて向かうことにした。
意固地になってMY遊バスで桂浜に向かうよりも、片道360円かけて戻った方が心身共に楽だった。

7.まとめ~MY遊バスを使わなくても良かったかも
五台山展望台などに寄るつもりがなければ、MY遊バスに乗らず、生家記念館に直接向かった方がいいかもしれない。
徒歩で高知駅から約1時間30分、はりまや橋から1時間15分は、涼しければ朝の散歩も兼ねて歩ける。
バスからの景気で判断するかぎり、ほぼ平坦な道のため、バスの運行本数を考えると、自転車で行った方が帰りも楽だ。
桂浜に向かいたければ、高知市中心部へ戻ってからバスで向かうことをおすすめする。
体力と効率を考えれば、レンタカーか自家用車が最強ということになるのだが……。
公共交通機関で生家記念館を訪れる人も少ないかもしれないが、参考になれば幸いである。

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