いつもの大盛ではないとき、声かけを我慢せずにはいられない
ダイエット中の外食は、たいてい決まっている。サブウェイ、蕎麦、うどんだ。ハイカロリーでなければ、ラーメンも食べる。
少ないストレスで長い戦いを乗り切るためには、程よく自分を許すことが大切である。
蕎麦の中でも「ざるそば」がいい。油揚げや天ぷらのような余計なものが入っていないし、出汁を飲み過ぎることもない。
ボリュームのあるつけ麺と食べ方が似ているところも、欲求を満たしている気分になる。
ざるそばを食べるときは、ダイエット中でも大盛にする。600~650kcalで低脂質かつ高たんぱくだからだ。
昨日とは明らかに違う
ざるそばに限った話ではないが、この大盛が曲者だ。
店によって解釈が異なる。1.3倍、1.5倍、1.7倍と、こちらの常識をすぐに覆してくる。
フランチャイズチェーンではなく、個人経営、もしくは数店舗で展開している店の場合、店員さんのさじ加減によって量が決まる。
数回訪れた程度では分からない微妙な差。この差に気付いてしまったとき、どう行動すべきか判断に迷ってしまう。
昼食時によく行く店で発生した。見た目からして少ない。
瞬間的に「昨日とは明らかに違う」と思った。
その一方で「昨日の量がサービスだったのかも」と疑念が湧いた。
今後は「いや、その前に食べたときも量が結構あったぞ…」と思い直す。
何が正しくて、何が間違っているのか分からなくなった。そもそも正否の基準がないような気もする。
意を決して、店員さんに「これって大盛ですよね??」と確かめてみることにした。
量を判断するのはお店
カウンター越しに顔を覗かせたのは、50~60代と思われる女性だった。いつもの中年男性ではない。
間髪入れず、返ってきた答えは「大盛ですよ~」の一言だった。
そう断言されたら引き下がるしかない。
大盛の判断軸を決めるのは、あくまでお店だ。違和感を覚えているのは、私だけかもしれない。
食べ終わっても胃袋は満足していない。
私は、無理やり「どうポジティブに受け取れるか」と考えることにした。
行きついた答えは「ダイエット中だからカロリーを抑えられて良かった」だ。
この答えは間違いない。きっとそうだ。そう思っておこう。
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