箇条書きのメリット

2024年5月15日

「箇条書きにした方が読みやすいですね」

研修中に上司からそうアドバイスされた。

1段落100~200文字で書くことに慣れていたので、指摘された直後は違和感を覚えた。

たんに羅列して書くだけでは、情報の関連性を考える思考が生まれないと思ったからだ。

起承転結、原因と結果、傾向と推察など、流れ(ストーリー)のある文章は読みやすい。

時間のかかる行為ながら、考えることを怠れば、頭の回転が鈍くなる。

だからできるだけ、型にこだわらず、自由に書く機会を設けていきたい。

上司の指摘は研修生全員に対するものだったが、自分のこだわりを見抜かれたような気がした。

改めて利点を考えてみた

わずかな反発心もあったが、転職以降「素直に受け止める姿勢に正さねば、これ以上の成長はない」と思い直すことにしている。

書くことに慣れているといっても、あくまで業界紙記者の話であり、現在の職種とは勝手が違う。

それに指摘されているうちが花であり、結果を出している人の知識や方法を学べる機会は、中々ないだろう。

箇条書きの利点について考えてみた。

・短時間で書ける

・単語だけでも成り立つ

・内容を把握しやすい

・時系列で書けば、話の流れを伝えやすい

・分類がしやすい

文章を書く前段階の「メモ」と考えれば、書き手にとってメリットは多いかもしれない。

まず書き留めて、改めてまとまった情報に整理する。

読み手にとっては、どうだろうか。

・誤解されにくい

→読みやすさのポイントにである「一文一義」にしやすいため

・短時間で読める

→接続詞がなく、一文あたりの文字数も少ないので、関連性を考えなくていい

・まとまりとして理解できる

→【○○○○について】【〈過去〉→〈現在〉→〈未来〉】のように分類されていれば、頭のなかで整理しやすい

今さらながらメリットが多いことに気付かされる。

「長く書く=良い文章」との考えは毛頭持っていないが、「文章として表現する=考えている」とは思っている。

それが悪いことだとは思っていないし、上司も「箇条書きがベスト」といった意図で指摘したつもりはないだろう。

ただ、書き手のこだわりが読み手にとってストレスになっていないか。

どのような状況にあっても、「読みやすさ」を考えているか。

そういった当たり前のことを、改めて問われているような気がした。