「新聞記者に向いていない」と思っている
「新聞記者に向いていないな」と、毎日思うようになった。
表面的な取材しかできず、文章も分かりにくい。人との距離を縮められない。
何より新聞記者という仕事に情熱を注げなくなった。
以前なら講座に通って添削してもらったり、読書でモチベーションを高めたりしていた。
記者に復帰してから1年が経っているため、ブランクが問題ではない。
満足できる成果が残せていない現状に対し、無気力にも近い、自分に対する諦めの気持ちが生まれている。
余程のことがないかぎり、残業もしていない。
書くべき記事はたくさんある。取材準備もし過ぎることはない。
魅力ある仕事である一方、きりがないとも言える。あくまで自発的な残業のため、時間外手当が出ないのも残業しない理由だ。
こういう割り切ったところも、新聞記者に向いていないと思う。
ニュースの価値を見分ける力もない。だから取材のときに深堀りができない。
「このことを質問しても答えてくれないだろうな…」
「答えてくれたけど、記事にしたらクレームになるだろうな」
と勝手に線引きしまう。
先日は数値に関する質問をいくつかしたところ、取材先から
「そんなこと聞いても意味ないでしょ」
「ポイントはそこじゃないから」
とお叱りを受けてしまった。
こちらも仕事だから聞いたこととはいえ、相手がおっしゃることも理解できる。
取材だから必ず答えなければならないルールはない。互いの理解のもと、取材が成り立っている。
そういうことを考えて精神的に疲れることも、記者に適していないような気がする。
明日から憂鬱な日々が始まる。