ブログとnoteを使い分けられず、たった2カ月で断念した

メディアプラットフォーム「note」とブログの併用を試みたことがあった。合わせて毎週3本のペースで投稿していたものの、たった2カ月で息切れした。

noteを始めた理由は、無料ですぐに発信できる上、「フォロワー」になってもらえれば継続して読んでもらいやすいと思ったからだ。プラットフォームとして認知されているため、経験しておく必要もあった。日常を綴っている人も多く、ブログよりも肩肘張らずにできる。

そう思って軽い気持ちで始めた結果、すぐに断念した。久しぶりにnoteのアカウントを確認し、懐かしさを感じたところで「続かなかった理由」を挙げてみたい。

ブログとのすみ分けができなかった

両方とも日常で見たり感じたりしたことを書いていた。ブログは、ライティングや転職に関する悩みごとを中心に書いているつもりだったが、noteを始めた頃には雑記ばかり載せていた。週3本投稿できるほど取り上げたい内容もなく、すぐネタ切れに。テーマを分けておいた方が続けやすかった。

反応が気になる

noteは、読者が簡単に反応を示せる「スキ」という機能がある。Xでいうところの「いいね」だ。投稿しても反応がないのは、世間から「面白くない」「興味がない」と思われているようで少し凹む。

noteのトップページに、ほかの人が書いた記事と一緒に表示されるため、明らかに自分のショボさが際立つ。自己承認欲求が刺激されるため、書く意欲を高めてくれそうな機能は、まわりの目が気になる私に合わなかった。

思った以上に作成が面倒だった

ブログに毎週2本、noteに1本更新する負担が大きかった。気軽に書いているつもりでも、1本あたり500文字~1000文字書くのに少なくとも1時間はかかる。時間を確保できても「書くために書いている」(手段を目的にしている)ことを自覚しているため、気乗りがしないことも多かった。

相乗効果を生み出せなかった

「noteで継続的に読んでくれる人がいれば、ブログの流入数も増えているのでは」との淡い期待があった。スキがつかない記事ばかり投稿しているため、相乗効果もなし。SNSとの連携もうまくいかなかった。

 

当然のことながら、noteが悪いわけではない。ブログとの線引きもせず、勢いで始めたことが良くなかった。共感を得られない記事ばかり載せているにもかかわらず、読者から反応を得ようとしていることが矛盾している。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」だった。想像できたことでも、やってみなければ実感できないこともある。それが分かっただけでもいい。そう思うことにしている。