テキストコミュニケーションが苦手 ~トラブルに発展する原因~
書くことを生業としながらも、テキストコミュニケーションが苦手になってきた。
「言いたいことをどう伝えたらいいか分からない」という技術的な問題ではない。トラブルをできるだけ回避したいからだ。
私の言葉が原因で炎上したことはほぼないが、まわりでボヤ騒ぎがよく起こっている。話せば分かり合えるはずなのに、いつまでもチャットやメールでやり取りが続く。回数を重ねるごとに、少しずつ険悪な雰囲気になる。
当事者ではない私も、お互いに知らない仲ではないから余計にモヤモヤする。「自分たちで勝手に解決してくれ」と思いながらも、今後の人間関係にも影響するので目が離せない。
どうしてこのようなことが頻発するのだろうか。
言語化能力、読解力がある人ほど…
テキストコミュニケーションによるトラブルは、以下の原因が考えられる。
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感情的に否定する
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そっけいない
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相手にどうしてほしいのか書いていない
長文、もしくはやり取りする回数が多いほど、これらが混在する確率が上がる。気持ちをある程度言語化できる能力、相手の文章から情報把握と推論ができる読解力に自信がある人ほど、テキストコミュニケーションにこだわる気がする。
1.感情的に否定する
気持ちを処理しきれないまま、勢いで文章化してしまったパターンである。「考えれられない」「おかしい」「信じられない」「〇〇として失格」のように、面と向かって言わないことも書いている。
2.そっけない
面倒くさくなって端的に返信した結果、相手の怒りを買ってしまうパータンだ。言葉を尽くしている相手に対して、一言だけ「承知しました」「分かりました」と返すようなイメージだ。
3.相手にどうしてほしいのか書いていない
分かってほしい想いが先行して、たんなるお気持ち表明で終わるパターン。困惑した受け手は、誤解を解いたり、こちらもお気持ち表明で返したりと、さらにカオスな状況に陥るメッセージを送ってしまう。
トラブルを回避するために
これだけ情報伝達ツールが発達している現代に、テキストコミュニケーションは避けられない。今後、益々増えてくるだろう。
個人的に心がけているのは、トラブルに発展しそうな兆しが見えてきたときは、すぐに電話することである。どれだけ文章で言葉を尽くしても、絡まった感情を解きほぐすことはできない。
むしろ文章を練るほど、長文になるほど、怒りや不安が増幅される。
読み書きに時間が取られるうえに、即レスも難しい。この時間差が余計な想像と感情を生み出すのだ。
テキストのやり取りが往復3回以上になるようであれば、「これ以上時間を取らせたら申し訳ないので、電話にしませんか?」と言いたいところだ。
「文章は便利だが、万能ではない」
そう自分に言い聞かせている。
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