書くことの難しさ
3カ月ぶりに投稿する。
慣れない仕事で気分的に晴れない毎日が続いていたこともある。
それ以上に、ブログから遠ざかっていたのは、意識するほど書くのが怖くなっていたからだ。
現在の仕事で求められているのは、正確に情報を伝えるだけでなく、客観的なデータに基づいて、顧客の事業展開に説得力を持たせることである。
つまり「ストーリーが大事」ということである。
取り組む理由があっても、売れる根拠がなければ、まわりの協力が得られない。
だからこそ、スタートとゴールを結びつける道筋を示す必要がある。
ターゲットとする市場の規模、成長が見込まれる背景、取引先のニーズなどを挙げながら、論理の飛躍にならないように注意しながら書かなければならない。
文章を書く上では当たり前のことだからこそ、他者(上司)から問われたとき、業界紙記者として積み上げてきた自信が揺らいだような気がした。
A、B、Cと、単体の情報はまとめられても、つながりが伝わらず、「だから何?」と言われるような文章になっていたのだ。
これは、文章表現や語彙力の問題ではなく、想像力、思考力が足りていないことに問題がある。
顧客が提供してくれた情報がすべてではない。むしろ、相手が気付いていない強みや可能性を見つけて、言語化することも、文章の醍醐味である。
ただ、そう意識するほど、文章を書く手が止まり、悩む時間が増えている。
以前よりも書くことが苦手になっている。
文章の至難書には「話すように書けばいい」と書かれているのは正論ながら、逆に言えば「書けないのは、情報や考えが足りないから」ということだ。
まだまだ悩む日々が続く。
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