書きすぎることの弊害

2024年5月15日

「資料をもっとシンプルにしよう」

「意図が正確に伝わる文章だけど、文字が多すぎる」

転職先で指摘されるのは、この2点に絞られる。

意識しているつもりだが、たびたび注意されるということは、行動に移せていないのと同じ意味だ。

その自戒を兼ねて、今日はブログを書いている。

読んでもらうことが目的ではない

顧客の強みと方向性を、取引先に書面で伝えるためには、以下の選択肢が考えられる。

1.キャッチコピー

2.文章

3.写真

4.表

5.図解

取引先に時間と気持ちの余裕があるなら、文章を中心に組み立てるのもいいかもしれない。

しかし、そんなことは稀で、短時間で事業の狙いと流れが把握できればいいのが本音だろう。

顧客にとっても、取引先が自社のビジネスに興味を持ってもらうことが第一であり、「書類を読んでもらう」行為自体が目的ではない。

そのことを理解していながら、資料の作成当初から私の頭は「どういう書き方をしたら伝わるのか」ということでいっぱいだ。

段落ごとに論理をつくり、おおまかな文字数を意識し、接続詞に注意する。

文章を書く上で、いずれも大切なことだが、大切だからこそ、書面全体の読みやすさを見落としてしまう。

まさに「木を見て森を見ず」である。

と言いながらも、この記事自体がまた文字だけで終わってしまった。