やっていく自信がなくなった
業界紙記者としての自信を喪失している。
文章が分かりにくい。記事にニュース性がない。そういった初歩的な指摘を受けている。
憤りがあったのは最初だけ。至極真っ当な指摘が多い。プライドを優先させて反論しようにも、時間と労力を無駄にすることが分かっているため消沈している。
記者として、ブランクが数年間あったことは言い訳にならない。
それなりに書いていたし、業種を問わず企業からヒアリングする機会もあった。
それでも否定できない指摘を受けるのは、私の文章が読み手に優しくないからだ。
前提知識がなければ分からない。説明がないまま固有名詞を記載する。読み進めるほど疑問が増える文章はストレスにしかならない。
記者経験のある私は「時間が経てば慣れるだろ」と開き直れない。
期待されている(であろう)ことができない。情けなくて逃げ出したい衝動に毎日駆られる。
それでも踏み留まっているのは、辞めても明るい未来が見えないから。転職活動の厳しさを肌で感じているからこそ分かる。
短期離職した中年を好んで雇わない。理由を取り繕っても、履歴書や職務経歴書から根気のなさが透けて見える。
会社がそう簡単に解雇できないのは分かっている。あまり干渉されない自由な職場を最大限活用できれば、心身ともに健康的な生活を送れるに違いない。
頭では理解できても、常に不安がつきまとっている。








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