いつも締切を守れない人は、後工程の影響を考えているのだろうか
締切厳守は最低限のマナーではないだろうか。時間が足りなくても、そのなかで自分が納得できる質にすればいい。あとは他人が評価することだ。
締切から逆算して、多少余裕のあるスケジュールを組んでも、想定外のトラブルが立て続けに起こることもある。それでも他人からすれば「知ったことではない」という気持ちが本音ではないか。
遅れることで、後工程で控える人たちに迷惑がかかる。そう考えると、個人的な事象で滞らせるわけにはいかない。そのプレッシャーが思わぬ力を発揮してくれることもある。
いつも遅れる人の狙い
世の中には、期限を設けておきながら、ほぼ毎回遅れる人が一定数存在する。遅れることが当たり前すぎて、指摘する気持ちもなくなる。相手からすれば、それが狙いなのかもしれない。
質の向上に比べれば、納期を守ることは容易い。能力、時間、体調が管理できていれば達成できるからだ。タスクに対する能力が足りなければ、量(時間)で補う。時間をかけるには、体調にも気を遣う必要がある。
「締切直前にならないとやる気にならない」
そう考える人の気持ちも理解できる。私にも心当たりがある。走り抜けた後の達成感、「どうにかなるもんだな」と自分を褒めたい高揚感は、実に良いものだ。
ただ、常に火事場の馬鹿力を頼りにするのは、自分を過信し過ぎてはいないか。後ろで待っている人たちのことを考えていないのか。それらの点に思いを巡らせてほしい。
締切を守らない人に対したとき、数年前から「自分の看板を削っているな」「もったいない」と思うようになった。遅れるということは、私自身がその程度の存在なのか、もしくは物事の優先順位が低いのだろう。
気持ちを揺さぶられることなく、反面教師にするしかない。
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